2014年の活動報告

鳥取大学の自動車エンジンの特別講義(非常勤講師)を終了。 引き続き2013年から始めた、エンジン関連の研究室を訪問して、エンジンの最新技術動向の紹介やディスカッションのボランティア活動を実施します。
ご依頼・ご質問等につきましては、メールにてお気軽にお問合せください。

  • 1月
    中国経産局主催の「エンジン研究会」で天然ガスエンジンの講演会開催
    中国経産局主催の「エンジン研究会」で天然ガスエンジンの可能性検討を行う。その一環として、株式会社ケーヒンの専門家を招いて講演会を実施。その後、広島地区のサプライヤさん訪問を実施して、情報交換を継続中。
  • 2月
    対向ピストンエンジン開発のベンチャー企業であるPinnacle社を訪問
    4サイクル対向ピストンエンジンを開発しているシリコンバレーのベンチャー企業であるPinnacle社を訪問。シリコンバレーの活気に驚くとともに、Pinnacleエンジンが本物になる可能性があることを実感した。その後、このエンジンを日本企業に紹介するなど、Pinnacle社の支援を行っている。

  • 3月
    コンソーシアム「過給ダウンサイジングガソリンエンジン」の終了
    3年間の株式会社SERC主催のコンソーシアムが終了。引き続き自主研究としてやりきれなかった研究を継続して6月に完了報告。プレイグニッションのメカニズム解明と、高過給ガソリンエンジンの燃焼とノックモデルの構築ができたことで、初期の目標を達成したが、産学の考え方の違いが壁となって期待以上の成果は出なかった。効果的な産学連携においては、大学も企業も考え方・進め方の変革が必要です。
  • 4月
    エンジン関連の大学研究室訪問のボランティア活動を開始
    エンジン関連の大学の研究室を訪問して、エンジンの最新技術動向を紹介するとともに、研究内容を紹介してもらってディスカッションするボランティア活動を開始。第1回目として母校の東京工業大学小酒研究室を訪問した。第2回目は7月に慶応大学飯田研究室を訪問した。
  • 8月
    西日本エンジンシステム研究会に8年ぶりに参加
    たくさんの西日本のエンジン研究の学生の研究発表を聞いた。ここでもSKYACTIVEの影響か、以前より大学の先生方、学生さんたち、ともに活気が出てきたように感じた。
     
  • 9月
    母校、東京工業大学の特別研究員に就任
    東京工業大学の特別研究員に就任した。母校のエンジン研究への支援を行うことに加えて、日本全国のエンジン関連研究室訪問のボランティア活動を行っていく。
  • 10月
    将来の自動車用エネルギーの調査研究活動を開始
    天然ガスを含めて、将来の自動車用エネルギーとしては何がふさわしいのかの調査の自主研究を開始した。メタンは水素のようにエネルギーキャリアとしての研究も行われており、その関係の専門家を招聘して「エンジン研究会」としての講演会を実施する準備を12月から開始した。
  • 11月
    株式会社IDAJ主催の講演会ICSC2014での講演
    高過給ダウンサイジングガソリンエンジンのシミュレーション技術とエンジンコンセプトを紹介した。S/C+T/Cの過給システムを使って、バルブタイミングを最適化すると、過給機を限界まで効率的に使う新しいセッティングが可能になる。
  • 12月
    鳥取大学の非常勤講師として、4年生を対象に内燃機関の集中講義を2日間にわたって実施
    エンジンの最新技術動向に加えて。エンジンの原理やエンジン開発の実際を紹介した。最近の学生は静かでなかなか質問が出ないで困ったが、心配していた聴講中の居眠りもなく熱心に聞いてもらった。次は2015年1月24日実施予定。